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<卵子・胚を凍結保存するメリット>

2020.12.22
お知らせ
生殖技術部門より

<卵子・胚を凍結保存するメリット>

前回の精子凍結に続き、今回は卵子や胚の凍結保存についてお話しします。

卵子・胚の凍結~保存

専用の凍結液で処理した後、デバイスに卵子または胚を乗せ、 -196℃の液体窒素で一気に凍結します。その後、ケーンという固定用器具にデバイスを入れて、液体窒素が入った凍結タンクで保存します。

◆卵子凍結のメリット

・採卵当日に精子が得られなかったとき。

・がん治療や放射線治療、化学療法予定で治療開始前の妊孕性温存。

・現在予定は無いが、将来のために卵子を保存しておきたい場合。

◆胚凍結のメリット

・子宮の状態を移植に最適化できるので妊娠率向上。

・卵巣過剰刺激症候群発生時に症状悪化を回避。

・内膜が薄い場合。

・がん治療や放射線治療、化学療法予定で治療開始前の胚での妊孕性温存。

~おわりに~

いかがでしたか?このように一旦凍結して保存しておくことで、将来への備えになることや、

ベストなタイミングで融解することができます。詳しくは医師までご相談ください。