- 生理開始日がわからない
基本的には基礎体温がしっかり下降し、しっかり出血した日を月経周期1日目とします。しかしお薬の影響で基礎体温の下降と出血開始がずれる場合があります。前周期が避妊周期であれば、基礎体温が下降していなくてもしっかり出血した日を月経周期1日目とします。または、前周期が避妊周期であれば、赤い出血が始まった日に基礎体温が下降し始めていれば月経周期1日目とします。
- プラノバール・マーベロンを飲み終わったが生理が来ない。
内服終了後1週間は様子をみてください。
*1週間以上経過しても生理が来ない場合は、看護師宛にご連絡ください。
- 胚移植後、基礎体温が下がった。
処方されたお薬を続けていただいていれば心配ありません。
- 妊娠中に、基礎体温が下がった。
処方されたお薬を続けていただいていれば心配ありません。
*薬処方のない場合は看護師宛にご連絡ください。
- 精液検査や採卵当日の採精までの禁欲期間はどうしたらよいか。
3日から7日をお奨めします。ただしその他の期間でも精液所見に影響が出ない方もいらっしゃいます。
- 精液検査は必ず夫がクリニックへ行かなければ受けることはできませんか?
専用の容器に入れて、採精後3時間以内でクリニックへ持参していただくことができれば自宅採精も可能です。自宅採精の場合でも検査の予約は必要となります。その他注意事項もありますので詳細は看護師にご質問ください。
- 体外受精で必ず妊娠できますか?
妊娠できるかどうかは、多くは女性の卵巣機能にかかっています。ご夫婦の不妊原因や年齢によって妊娠の確率は変わります。残念ながら必ず妊娠するとは限りません。しかし必ずママになれると信念を持って頑張ることが成功の秘訣です。また、納得のできる治療を受けることが大切です。
- 体外受精の前にどのような検査が必要ですか?
妊娠率の高い体外受精のためには十分な検査が必要です。主な検査は超音波検査、精液検査、ご夫婦での採血検査などです。
- すぐに体外受精を受けたいのですが待ち時間はありますか?
体外受精の予約待ちはありませんが、月経周期にあわせて準備が必要となります。また、治療に入る前には、体外受精の詳しい説明の後で同意していただけるよう(インフォームドコンセント)に必ずご夫婦での診察来院が必要となります。
- 採卵は痛くないですか?
当院では「痛み」はリラックスを妨げるもっとも大きな要素と考えています。そこで痛みの少ない治療を基本とし、痛みを伴う治療の時には十分な麻酔をかけることにしておりますので安心してください。
- 体外受精で入院の必要はありますか?
特殊な場合を除いて、入院の必要はありません。採卵も胚移植も日帰りでできます。
万が一入院が必要な場合は関連病院と連携いたします。
- 胚移植後、出血がある。
茶色いおりもので少量なら自宅で安静に様子を見てください。出血の量にかかわらず、処方されたお薬は続けてください。
*赤い出血の場合は看護師宛にご連絡ください。
- 胚移植後、お腹が痛い。
軽度(チクチクする程度)なら自宅で安静に様子を見てください。
*ただし熱があったり、安静にしていただいても痛みが中程度以上ある場合は、看護師までご連絡ください。
- 定期処方薬(カベルゴリン・テルロン・グリコラン・漢方等)がなくなりそう。
診察時間内(日祝除く月~土の9:00~12:00 14:00~16:00)に、予約をお取り頂きお越しください。来院後、受付にて希望のお薬をお伝え下さい。お薬の処方には医師の診察が必要となります。予約診療の合間に優先的に案内させていただきますので、治療方針などのご質問はご遠慮下さい。
- サプリメントが欲しい。
葉酸・L-カルニチン・メラトニン・L-アルギニンは受付にお申し付け下さい。
DHEA・ビタミンD・イノシトールは初回のみ医師の診察が必要となります。2回目以降は受付にお申し付け下さい。
- 市販薬や他院でもらった薬との併用は?
現在服用中のお薬やサプリメントを、かかられる医師・薬剤師に必ずお伝えいただき、併用可能かまた不妊治療中に服用可能かどうかご確認下さい。
- 妊娠中に下剤は服用してもよいか?
当院で処方された下剤(酸化マグネシウム)はまず問題ないとされています。用法用量を守って服用して下さい。
- 薬の副作用かもしれない。
症状によっては、すぐに中止しなければならないものもありますので、一度薬局までお問い合わせください。
- 薬を飲み忘れた・飲み間違えた。
治療に影響を与える可能性がありますので、薬局までお問い合わせ下さい。
- 甲状腺機能亢進症の方への注意
胚移植後通常、ダクチル・ブリカニールというお薬が処方されます。これらのお薬は甲状腺機能亢進症の方が服用する際 注意を要するため、医師・薬剤師にご相談下さい。
- ルティナス膣坐薬が挿入しにくい。
膣側にワセリンやハンドクリームなど(刺激のあるものは避けて下さい)を塗って、すべりを良くして下さい。薬剤側に塗ると溶け出す恐れがありますので、避けて下さい。
- HRCスケジュールでの月経1日目の薬。
月経1日目は夕食後からプロギノーバが開始になりますが、夕食後以降に月経が来た場合でも寝る前までに気づいたら、すぐに服用して下さい。同時にビタミンE・バイアスピリンも処方されている場合、一緒に1回分服用して下さい。
- インフルエンザの予防接種について。
妊娠されている方も、原則として接種可とされています。
また、処置・採卵・胚移植を受けた方も、原則として問題はございませんが、接種後に軽い風邪症状が出る恐れがありますので、体調の優れない方は実施病院・クリニックの医師とご相談下さい。なお、当院での予防接種は行っておりません。