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胚培養士のお仕事紹介

精調室

精液検査

ここでは主に精液検査、体外受精の精子処理を行っています。精液検査は不妊治療を始めるにあたって欠かすことのできない検査のひとつです。ご主人様が仕事でお忙しい場合は、自宅で精液を採取して奥様に持参していただくことも可能です。
当クリニックでは以下のような検査を行っています。すべての方に全項目実施するというわけではありません。
1クリーンベンチ-1患者制度を実施しており、他患者様との混合事故がおこらないようにしています。

原精液一般検査

精液を顕微鏡で観察し、精子濃度、運動率、奇形率、精子の直進運動性などを調べます。

超生体染色精子尾部膨化試験(VHOS)

精子の生死と、精子膜の機能評価をする試験です。

MiOX検査

MiOX検査では精液中の酸化ストレスの程度を測定します。精液のストレスの状態は精子の質と関係があります。高ストレス状態にある場合は、精子の細胞膜やDNAに損傷を受けている可能性があります。

精子遊走試験(I-SWAT)

IVFJAPANで開発された、精子が奥様の卵管までたどり着く能力があるかを調べる検査です。細いガラス管の中に奥様の血清を入れ、その中を精子がどこまで泳ぎ上がっていけるかを調べます。

精子尾部膨化試験(HOST)

精子を低浸透圧の液につけ、精子を取り囲む膜が正常であるか調べます。

抗精子抗体検査

抗精子抗体が血液中に奥様に認められると、この抗体が精子を攻撃するため卵子に辿り付けなくなることがあります。このような患者様は体外受精の顕微授精の対象となります。奥様の血液で行う、不妊治療の開始の際に必要な検査の1つです。

精子凍結

体外受精のスケジュールを立てるにあたり、採卵当日にご主人様が不在のため精子がないといった状況を回避するため、事前に精子を凍結保存しておくことができます。
また、癌等の化学療法前の患者様には、将来のために精子を凍結保存しておくことができます。この場合、凍結代や更新代等、凍結に関する料金は無料とさせていただいております。