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topic* ビタミンDについて

2019.7.9
レポート
薬剤師より

サプリメント③ビタミンD

ビタミンDはカルシウム代謝調節に関与するビタミンで、食事からの吸収や日光浴で紫外線により皮膚で合成され、肝臓や腎臓で代謝を受けて活性型ビタミンDとなり作用を発揮します。血液中ビタミンD濃度が低値の場合は欠乏症をおこす恐れがありますので、サプリメントによる補充が必要となります。

ビタミンDの欠乏は着床率の低下習慣流産のリスクとなるという、大規模なデータも示されており、血液中のビタミンD濃度と不妊症には相関があることが分かっています。また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性の多くは血液中のビタミンD濃度が低く、ビタミンDを補充することで排卵率の上昇や月経不順の改善がみられます。

血液検査を行い30ng/mL以上に上がっていることを確認することが大切です!

・妊娠率、出産率が有意に低下します

・着床の過程に必要とされる因子が不足する恐れがあります

・免疫機能のバランスが崩れ、不妊や流産の原因となります

サプリメントの摂取しているからと大丈夫だと考えず、定期的な再検査をお勧めします。